日本大学理工学部

Step2

二酸化炭素を吸って固める新しいSDGs対応型コンクリート

交通システム工学科

交通施設には、コンクリートで作られている構造物として、道路、橋梁、トンネル、港湾、空港などがあります。深い谷に橋梁を架け険しい山々にトンネルを掘り、道路を通して、人々がすぐにスムーズに遠くに行くことができるのは、このようなコンクリートでできた交通施設構造物があるからです。そして、我々が生活するうえでコンクリート構造物は欠かせないものばかりなのです。

このようなコンクリート構造物も、人間が病気になったり怪我をしたりするのと同じように、近年、劣化・損傷という形で多種多様な不調を訴えることが多くなってきました。人間が病院で手当てを受けて病気を治すのと同じように、コンクリート構造物も劣化・損傷に対して手遅れになったり誤った治療を受けずに、その原因を正しく診断されしっかりと手当てをすれば今まで通りにまた使うことができるのです。

授業では、コンクリートの実物を用いた体験や損傷したコンクリートの実物、映像等を用います。①国内外で100年以上も長く使われている交通施設構造物、②コンクリート構造物の様々な劣化・損傷事例とその原因、③劣化・損傷原因を解明する診断技術や補修補強対策などを紹介します。

齊藤 準平
齊藤 準平
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