地震に備える建築技術―建物の地震災害と免制震技術―
建築学科
阪神淡路大震災から20年、東北地方太平洋沖地震から5年がたちました。地震災害は日本の宿命、これらの大震災は多くの教訓を残してくれました。
[大震災の教訓]
1.現行耐震基準の建築物は大地震に対して倒壊はしなくても、大きな被害を受ける可能性はある。
2.多数存在する現行耐震基準に合わない建築物は大地震に遭遇すると崩壊する危険性がある。
3.大地震後に建築物がその機能を喪失すると、それだけで大きな被害を招くことがある。
現在、日本は地震活動期を迎えようとしています。果たして日本の社会は大地震への備えはできているのでしょうか?
地震国日本の耐震基準の歴史と現状はどうなっているのでしょうか? 建築基準法は何を守ってくれるのでしょうか?
地震に抵抗する耐震建物、制震建物、免震建物とは、どんな建物なのでしょうか。
免震建物とは:建物にアイソレータを設置、長周期、高減衰にする大きな地震に対しても、倒壊防止から機能維持が可能