海をきれいにする! -水質浄化-
海洋建築工学科
近年、東京湾等では赤潮や青潮が発生して大きな被害が発生していることを聞いたことがあると思います。プランクトンの大量死によって海面が赤い色をしていることから赤潮と呼ばれていますが、主な原因は海の栄養分が多すぎるためです。赤潮によって、さらに環境が悪化して、青潮となる場合もあります。今、海は病んでいます。
そのための方法として、浚渫、覆砂があります。汚いものを取り除くか、見えないようにするという発想です。しかし、これらの方法では、大きな面積への対応は難しく、周辺環境に対しても悪影響を与えてしまう等、大きな欠点があります。
私たちは、周辺へも環境負荷を与えないで、環境を再生しようという考えの基に、水質浄化技術の向上を計っています。
そこで、本講義では、次の水質浄化技術について分かりやすく解説していきます。
(1)凝集剤を用いた水質浄化
(2)マイクロバブルを用いた水質浄化
(3)微生物活性を利用した水質浄化