日本大学理工学部

Step2

快適で軽量な自動車の車体構造の実現には?

機械工学科

快適性と軽量化を兼ね備えた自動車の車体構造を造ることは、強く望まれている工学的ニーズです。この二つの要求は相反するもので、これらを両立させて合理的な車体構造を造るには専門的な学問に裏付けられた技術が必要となります。その一つに材料力学という学問があります。これはものの強さや変形を取り扱う学問です。物の強さがわかるということは、言い換えれば、どれくらいの力を加えたら壊れるかが分かるということです。したがって、材料力学を極めることによって、壊れない機械や構造物を作ることができます。この授業ではまず簡単な実験を通して身の回りにあるものの強さや変形について考えます。次に材料力学の知識が実際の自動車車体構造を設計する上でどのように使われているかをいくつかの例を通して紹介し、永遠のテーマである乗り心地がよく、しかも高燃費な自動車の車体を作る上で、ものの強さや変形を考えることの重要性を述べて、材料力学が縁の下の力持ち的な役割を担っているかについてお話をします。

詳しくは、webで URL http://www.mech.cst.nihon-u.ac.jp/studies/tomioka/

冨岡 昇
冨岡 昇
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自動車のボディは0.8mm程度の薄い鋼板で造られています。自動車のボディは
0.8mm程度の薄い鋼板で
造られています。

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