日本大学理工学部

Step2

太陽エネルギーの有効利用

機械工学科

現在、私達が使用しているエネルギーのほとんどは石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料の燃焼と原子力によって得られていて、石油資源の枯渇や燃焼によって排出されるCO2による環境への影響が懸念されています。このような中、将来のエネルギーを求めて色々な研究開発が行われています。その中で自然エネルギーの一つとして太陽エネルギーが注目されています。太陽エネルギーの利用法としては太陽電池を利用した発電と熱エネルギーの形態で蓄熱して利用する方法が考えられています。太陽電池を利用したセルは現状で単結晶シリコン太陽電池の場合24%程度の効率が得られています。また、一般に使用されている温水器では数十度程度のお湯が得られ給湯に用いられています。

本講義では太陽電池や温水器の構造や性能を紹介すると共に、太陽エネルギーを100℃以上の温度で蓄熱し、高温度の熱源を海水からの真水の造水や吸収型冷凍機の熱源に利用する研究についてお話します。

木村 元昭
木村 元昭
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