工学から見た人型ロボット
精密機械工学科
コンピュータは、より複雑な演算をより高速に行えるように日々進歩しています。これに従って、複雑なソフトウエアを利用した、より高度な情報処理が行えるようになり、ロボットの能力も進化し続けています。
ロボットは、二足歩行ロボットの様にその形態を人間に近づけようとする研究や、人工知能のようにその情報処理能力を人間に近づけようとする研究などのいくつかの流れによって進化しています。これらの研究が進むにつれて、今後ロボットの形態と情報処理能力を益々人間に近づけて行けると予想されます。その形態と能力が人間に近づいたロボットはどの様に使われるのでしょうか。そして、それにはどのような意味があるのでしょうか。工学として人型ロボットを考えてみます。