日本大学理工学部

Step2

次世代航空機の材料と構造

航空宇宙工学科

ボーイング747(ジャンボジェット)は380tもあり、なぜこんなに重い航空機が空中を安全に飛行できるか疑問を抱いている人が多いかと思います。まず航空機は軽く丈夫でなくてはなりません。そのため、航空機では多くのアルミニウム合金が使われてきました。しかし、燃料の高騰等で、最近の省エネ型航空機の機体には炭素繊維強化プラスチック(炭素繊維とエポキシ樹脂からなる材料:CFRP)が多く使われるようになりました。昨年9月に就航した「ボーイング787」では機体の約9割がCFRPです。航空機には各部位でいろいろな材料が使われて、工夫が凝らされています。そこで、最新の航空機に隠された秘密を明らかにします。さらに、この授業では次の項目のほかに、これから登場する航空機についても説明します。

1)材料からみた航空機の進歩

2)航空機に加わる荷重

3)航空機の構造とその材料

4)次世代型航空機と新材料

出井 裕
申し込む

このページのトップへ