日本大学理工学部

Step2

流れを視る -可視化実験と数値計算-

航空宇宙工学科

みなさんが旅行などで使用する飛行機や新幹線、自動車などの開発には、「流体力学」という学問が関わっています。「流体力学」の中で扱われる「流体」というものは、一般的に空気や水などの物質を指します。これらの流体が物体の周りを流れると物体には流体からの力である「流体力」が作用し、例えば飛行機を空中へと持ち上げるような力を得ることができます。このときに大事なのは、流体が物体の周りをどのように流れているのか?ということを把握することです。しかし、空気や水は無色透明であるため、人間の目では物体の周りを流れる流体の様子を視ることはできません。

この講義では、特に飛行機に使われている翼を例に取り上げ、流れを視るための方法(可視化手法)を用いた流れの可視化実験結果やコンピュータを使った数値計算結果による流れの可視化結果を使って、流れと流体力との関係について説明したいと思います。

大竹 智久
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