日本大学理工学部

Step2

海のエネルギーから電気をつくる

電気工学科

私たちが普段当たり前に使っている電気が止まったとしたら・・・あなたはどうしますか?

電気は水や空気と違い発電して使うものなのです。現在、発電するためには、火力・原子力・水力発電がありますが、火力発電は化石燃料が必要です。また、燃料を燃やすと地球温暖化が進みます。そのため近年、風力発電や太陽光発電など自然エネルギー(再生可能エネルギーともいう)を利用した発電が導入されてきています。自然エネルギーは、ほかにもあります。日本を取り巻く広い海にはいろいろなエネルギーが存在します。波力、海流、潮流、潮汐、海洋温度差、海洋濃度差などなどです。昔からこういった海洋エネルギーを利用しようと考えられてきました。しかし、技術開発は進んでもなかなか導入されません。なぜでしょうか。それは、発電するための燃料はタダでも発電システムにお金がかかるからです。しかし、このままでは化石燃料は枯渇してしまいます。あなたも化石燃料に頼らない環境に優しい新しい発電方法を考えてみませんか。この講義では、海洋エネルギーの利用技術と開発の現状について分かりやすくお話しします。

塩野 光弘
塩野 光弘
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潮流発電装置(〇印内)写真:潮流発電装置(○印内)

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