日本大学理工学部

Step2

波と情報

電気工学科

近年、光ファイバ通信、携帯電話、衛星通信等の光通信技術やナノテクノロジー、フォトニック結晶(右下参照)、量子暗号等光デバイスの発達には目をみはるものがあります。これらは、波動(光・電磁波)の持つ性質を巧みに利用し、物質との相互作用により波動情報処理を行っています。

ここでは、超微細加工技術の進展に伴い、屈折率分布をかなり広範囲に制御できるようになったため、不均質媒質を利用した光回路デバイス(不均質誘電体グレーティング)の特に屈折率が光の波長程度の周期で変化する人工結晶(フォトニクス結晶)を利用した、2次元、3次元フォトニクス結晶導波路を中心にお話します。この構造は、位相整合が容易なため幅広い応用があり数値シミュレーションの基礎特性を利用することで効率の良い光回路設計法が実現できます。

また波の粒子性から見た、量子暗号光デバイスの波動情報処理技術についても紹介します。

山﨑 恆樹
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フォトニック結晶フォトニック結晶

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