音を見る・触る?-情報技術と融合した次世代の音響テクノロジー-
電気工学科
音楽を聴くときに用いるスピーカ。このスピーカには多くの種類があります。
最近では、超指向性スピーカと呼ばれるものが登場し、日常的に使用されるようになりました。
超指向性スピーカとは、非常に狭い範囲のみに音が聞こえるように開発されたスピーカです。
このスピーカを用いると、騒音問題となっている夜遅くの駅構内アナウンスを乗車する人のみに聞かせることが出来たり、美術館のような静けさが求めれる場所でも隣の人に聞こえないように展示品のアナウンスを聞くことが出来たりします。京都の有名な清水寺でも拝観入り口のみに静けさを保ちつつ拝観券のアナウンスをするために導入されています。実は、すでに皆さんも体験したことがあるのではないでしょうか。この講義では、そのような超指向性スピーカの原理や構造、応用技術などを紹介していきます。