超大容量ハードディスク、未来の磁気記録方式を確立する
電子工学科
パソコンの電源を入れると、「カリカリ、カリカリ」と音がすることに気づいた方はいませんか?これは、コンピュータにない内蔵されたハードディスクと呼ばれる記憶装置の音です。
ビデオ録画装置にもこのハードディスクが内蔵され、"640GB", "1TB"などと書かれた製品が市販されています。このGBやTBは、どのくらいの情報を記憶できるかを表しています。また、ハードディスクは情報の読み書きが早いので、録画中のスポーツやドラマを、録画が終わる前に、録画を継続しながら、番組のはじめから見ることが出来ます。
現在は、磁石のみで記録・再生を行っていますが、装置性能限界を越えるため、レーザー光や近接場光とよばれる目に見えない光を用いる“熱アシスト磁気記録”と呼ばれる新たな磁気記録方式の確立を目指しており、そんな最先端の世界を紹介します。