宇宙で電気を作り地球へ送る
電子工学科
太陽電池を宇宙に持って行けば、天候、昼夜問わず、安定した発電が行えます。しかし、発電した電力を送るために、宇宙の太陽電池と地上を送電線でつなぐのは現実的でありません。そこで、マイクロ波の電波により電力を離れた位置に送る技術を適用することが考えられています。
太陽電池を搭載した人工衛星から電力を送る際には、地上の決まった受電アンテナにのみ電波を照射する必要があります。人工衛星は静止軌道上(36000km)にあるため、送信される電波ビームが0.1度ずれただけで,受信位置が62kmもずれてしまします。
そこで、我々は衛星搭載アンテナの効率のよい電波ビーム制御方法やアンテナの配置を研究しています。