二酸化炭素による地球温暖化とカルシウム化合物によるその回収
物質応用化学科
地球温暖化の主因は二酸化炭素といわれています。大気中の二酸化炭素濃度は産業革命までは280ppm程度でしたが、1900年代前半よりこの濃度は急激に高くなっています。最近では、380ppmを超えるようになってきました。
本講義では、なぜ二酸化炭素が地球温暖化の主因とされているのかを化学的に明らかにし、二酸化炭素排出量の現状について詳細に述べます。このまま、二酸化炭素濃度が増え続けたらどのようなことが起こると考えられるのかを説明します。そして最後に、この二酸化炭素を炭酸カルシウムとして固定化するための方法を提案します。