日本大学理工学部

Step2

自分で判断・作動するスマートな材料で医療に貢献する

物質応用化学科

一つの材料に多くの機能を集積したり、自身が判断、処理能力を持つスマート材料は、幅広い可能性を秘めている。中でも刺激応答性ポリマーは、その材料設計の容易さ、多種類のモノマーの利用などにより、これまでの機能性ポリマーに「刺激-応答」機能を付加することが可能であり、より高度な新材料として多くの注目を集めている。中でもバイオ、医療応用を中心に数多くの研究が行われてきており、特に、組織を体外で新たにつくるための細胞シート作成技術は再生医療へ強いインパクトを与えている。そのほか旧来のクロマトグラフィーによる分離の概念を変えたり、ナノテクノロジーとの融合によって新しい診断、治療システムへ応用する研究が進められている。本講義では、スマートマテリアルの駆動原理や、多くのバイオ応用研究について紹介する。

青柳 隆夫
青柳 隆夫
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温度、pH、光、化学物質、イオンなどの刺激に応答して薬物を放出するドラッグ・形状記憶材料形状記憶材料

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