公共施設のデザイン-その基本と陥りやすい間違い-(オンライン)
まちづくり工学科
近年公共施設の計画や設計において「景観」という面が取り上げられるようになっています。街ならば美しく住みやすく誇りのもてる街を、橋や道路のような施設であれば美しいものをつくろうという考え方です。2004年には景観法という法律もできこの動きは加速していくと思われます。
このような動きの中で、特に公共施設の「デザイン(形態を考える)」については物が出来上がるがゆえにわかりやすく、かなりの場合で配慮されるようになってきたといえます。デザインに配慮したがゆえに好ましいものもでましたが逆効果の場合も散見されます。
つまり機能を考えながら形を整えるというデザインの本質を理解せず、誤解したがゆえに、過剰な化粧となる、形態そのものが異様となるなど、奇妙としか思えないデザインもかなりたくさん見られます。
この講義では、公共施設のデザインの基本をわかりやすく説明し、奇妙なデザインの間違いに言及します。