日本大学理工学部

Step2

働く人の病気

まちづくり工学科

人は生産することで、生活の糧を得、喜びを感じ、文明を築き、生活を豊かにしてきましたが、それはまた仕事に付随した病気との闘いでもありました。これまで多くの「働く人の病気」が知られています。鉱山などでの粉じんによるじん肺、塗料などの有機溶剤による神経障害、重金属による神経障害やがん、大きな音による騒音性難聴、コンピュータ作業による頸肩腕症候群、溶接からの紫外線による眼炎、働きすぎによる過労死、など枚挙にいとまがありません。

この科目では、これらの働く人の病気について、いくつかの例を挙げ、時代的な背景、病気予防のためにとられてきた対策などを示し、健康で働くことの意味を考えます。また、ロックコンサートやヘッドフォンからの大音響が騒音性難聴になる可能性やシンナー遊びの危険性等についても注意を喚起したいと思っています。

城内 博
申し込む

このページのトップへ