2016年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 社会資本マネジメント | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 金子 雄一郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A12M |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人口減少や高齢化の進展,厳しい財政事情などわが国の社会経済情勢は大きく変化しており,社会資本に携わる行政機関や企業等においては,これまで以上に適切なマネジメントが求められています. 本科目は,社会資本の計画,整備,運営等において必要となるマネジメントのための手法や具体事例の学習を通じて,マネジメントが行える土木技術者を育成することを目標とします. |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを利用して授業を進めるが,受講生の便宜のため,スライドの内容を掲載した資料を配付します.また,授業内容の理解を深めるため,適宜演習を行う予定です. |
履修条件 | 「マネジメント概論」及び「土木計画の基礎」を履修していること. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
講義のあったその日のうちに重要事項について十分に復習するとともに,理解できなかった点を整理し,質問の準備をすること.また講義で出題した例題や演習問題は,解答を見ずに再度自分でも解いてみること. |
授業計画
第1回 | 社会資本マネジメントの対象領域 |
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第2回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(1) 費用便益分析手法(消費者余剰法,時間短縮・費用削減便益の算定) |
第3回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(2) 費用便益分析手法(交通事故減少便益,環境改善便益の算定) |
第4回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(3) 仮想市場評価法(CVM)による非市場価値の計測(環境,景観,人命等) |
第5回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(4) 階層化意思決定法(AHP法)による総合的評価 |
第6回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(5) 国・地方自治体における事業評価制度・合意形成手法 |
第7回 | 社会資本整備プロジェクトの資金調達(1) 交通社会資本整備の財源(鉄道・空港・港湾・道路・都市交通施設) |
第8回 | 社会資本整備プロジェクトの資金調達(2) 民間資金の活用(PPP/PFI,公民間のリスク分担,リスクマネジメント) |
第9回 | 社会資本のアセットマネジメント(1) アセットマネジメントの概要(必要性,効果,分類,事例) |
第10回 | 社会資本のアセットマネジメント(2) ライフサイクルコスト(LCC)(LCCの算定式,算定の問題点,使用法) |
第11回 | 社会資本のアセットマネジメント(3) 公会計(財務諸表,資産価値の計測,割引率) |
第12回 | 社会資本のアセットマネジメント(4) 劣化予測(劣化予測式,モニタリング) |
第13回 | 社会資本のアセットマネジメント(5) 事例紹介(舗装,橋梁,上下水道等) |
第14回 | 平常試験およびその解説 |
第15回 | 全体のまとめ |
その他
教科書 |
特に指定しない.
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参考書 |
『社会インフラ メンテナンス学Ⅰ総論編 Ⅱ工学編』 土木学会 2015年
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成績評価の方法 及び基準 |
平常の取り組みを考慮するが,原則,平常試験で評価する. |
質問への対応 | オフィスアワーもしくはメールにて対応する. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台キャンパス(お茶の水校舎) E-mail:kaneko@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:20 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
マネジメントは誰もが知っている用語ですが,具体的な内容はイメージしづらいと思います.本講義は,社会資本に関するマネジメントの手法や実際について学びたい人に向いています. |