2016年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 都市計画Ⅱ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 小木曽 裕 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E33M |
クラス |
概要
学修到達目標 | まちづくりのための都市開発の手法、都市計画を行う上での制度を理解し、建築のコントロールや土地利用を理解することを目標とする。更に住環境や建築・地区計画の手法を理解し、公園・緑地や景観まちづくりの方法を知るとともに海外事例からも理解を深める。本科目は,まちづくり工学科の学習・教育到達目標A~Ⅰの内、D「専門応用学力」および「デザイン・総合力」の達成に主力的に関与する重要な科目です。また「専門基礎学力」およびH「歴史・文化・環境を活かす実践力」の達成に補足的に関与する科目である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
プレゼンテーションツール及び板書により講義を行う。課題と小テストを行い学習の理解度を高める。 |
履修条件 | 必須科目。授業を良く聞き内容を理解すること。復習を欠かさず行うこと。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
参考書や授業で指示する内容に目を通して理解を進めておくこと。 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方の説明 都市計画の基礎/ 土地利用/住環境/建築・地区計画・市街地整備/公園・緑地/景観まちづくり/海外事例 |
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第2回 | 都市と都市計画の基礎知識 都市の基礎/ 都市計画の意義/都市計画の理論/これからの都市計画 |
第3回 | 都市計画制度の体系とマスタープランの役割 都市計画制度の沿革/都市計画の位置づけ/法体系/マスタープラン |
第4回 | 都市と市街地を考える 市街地と密度/市街地と後背地/市街地の構造/市街地の形成/市街地形成の新たな課題 |
第5回 | 都市の土地利用計画 都市の土地利用計画/区域区分と開発許可/用途地域と地域地区 |
第6回 | 都市における住まいと住環境 都市と住まい/都市の建築づくり/都市における建築計画/快適な住環境に向けて |
第7回 | 建築のコントロール手法 建築基準法と都市計画/建築行為のコントロール/市街地整備を誘導する制度/建築行為の法的手続きと条例 |
第8回 | 地区レベルの計画とデザイン手法 地区にあった計画づくり/地区レベルの計画プロセス/地区計画の種類と性質・デザイン7/地区ルールづくりの事例 |
第9回 | 建築協定・地区計画制度 建築協定制度/地区計画制度/地区のルール支援 |
第10回 | 市街地整備の計画手法 市街地整備の系譜/土地区画整備事業/市街地整備開発事業/密集市街地の整備/郊外住宅地再生 |
第11回 | 潤いのある都市づくりと自然環境 都市と自然の関係/都市の緑の保全/日本の公園緑地政策の展開/公園緑地計画の考え方 |
第12回 | 都市の環境と公園・緑地計画手法 都市の緑地保全/緑地の機能・効果/公園・緑地の考え方/緑地計画実現の制度 |
第13回 | 都市における景観まちづくり 都市景観の構成要素と種類/景観と都市計画/景観まちづくり事例/景観まちくりの課題と展望 |
第14回 | 諸外国の事例から都市計画を学ぶ(1) ブラジル・スペイン・台湾・アメリカ・中国の都市計画から学ぶ |
第15回 | 諸外国の事例から都市計画を学ぶ(2) イギリス・ドイツ・中国の都市計画から学ぶ |
その他
教科書 | |
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参考書 |
小嶋勝衛監修「都市の計画と設計」共立出版
「都市計画教科書」(第三版)彰国社
「都市計画」朝倉書店
「みんなの都市計画」理工図書
「初めて学ぶ都市計画」市ヶ谷出版会
「都市計画概論」鹿島出版会
その他、参考書は適宜指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
課題(15%),小テスト(15%),定期試験(70%)で評価する。ただし、出席が7割未満の者は成績評価対象とはしない。 |
質問への対応 | 原則として、授業後に教室で対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 15:00 ~ 16:00 講師室
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学生への メッセージ |
都市計画が身近なものになるように講義を行うので、まちづくりの基本として履修されたい。 |