2017年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 伝熱工学Ⅱ | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 村松 旦典 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H31H |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 伝熱工学Ⅰでは熱の移動現象,すなわち伝熱現象の基本的な取り扱い方と基礎的な問題が解けるようになることを目的とした.伝熱工学Ⅱでは,伝熱工学Ⅰでは扱えなかった熱伝導,熱放射,対流熱伝達に関して工学的に必要となる問題について取り扱う.伝熱工学ⅠとⅡの両方で機械工学系の学生が知っておくべき伝熱工学を身につけることが目標である. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を主体とした講義形式.必要に応じて宿題を課し,演習を行う.教科書で不足する事項はプリントを配布する. |
履修条件 | 伝熱工学Ⅰで取り扱った事項を理解していることを前提として授業を進める. 選択必修 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
授業で学習したことは復習し理解したうえで,次の授業に臨むこと.また,授業終了前に次回の授業で扱うことを概説するので,それに関連する事項をテキストで読んでおくこと. |
授業計画
第1回 | 授業の目的と概要.伝熱工学Ⅰで学習した事項の復習,熱輸送の3様式(伝導,対流,熱放射) |
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第2回 | 熱伝導1 2次元定常熱伝導 |
第3回 | 熱伝導2 1次非元定常熱伝導 |
第4回 | 熱放射1 黒体放射関数,バンドエミッション |
第5回 | 熱放射2 灰色面間の放射熱伝達,ラディエィションシールド |
第6回 | 熱放射3 鏡面反射を伴う放射熱伝達 |
第7回 | 熱放射4 気体との放射熱伝達 |
第8回 | 対流熱伝達1 強制対流熱伝達,乱流モデル,アクティブスカラー |
第9回 | 対流熱伝達2 自然対流熱伝達 |
第10回 | 対流熱伝達3 高速気流中の熱伝達(全温・動温・静温,回復係数,断熱壁温度) |
第11回 | 相変化を伴う対流熱伝達1 沸騰熱伝達 |
第12回 | 相変化を伴う対流熱伝達2 凝縮熱伝達 |
第13回 | 物質伝達 濃度,フィックの拡散法則,物質伝達率,運動量と熱と物質輸送のアナロジー |
第14回 | 伝熱の応用 熱交換器と断熱 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
日本機械学会, JSMEテキストシリーズ 伝熱工学, 日本機械学会, 2005, 1 edition
日本機械学会が機械系学生が標準的に知らなければならない内容をまとめた教科書.伝熱工学の場合,内容が多岐にわたるが,要領よくまとめられている.
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参考書 |
初回の授業で紹介する.
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験,演習及び宿題,出席で総合的に評価 |
質問への対応 | 授業後または研究室で対応する. |
研究室又は 連絡先 |
3号館334室 |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
難しい内容を含みますが,伝熱機器の設計において重要な内容です.予習・復習をしながら理解するように努めてください. |