2017年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 | 治水とまちづくり特論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 後藤 浩 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E26B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 河川分野および海岸分野におけるまちを守るための工学的技術の基礎知識を理解していることが到達目標である. |
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授業形態及び 授業方法 |
主として,資料を配布し,スライドを用いて行います. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
些少,水理学の知識が必要です. |
授業計画
第1回 | ガイダンスを実施する.また,都市における,水災害について概説する. |
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第2回 | 河川分野(その1) 降水のメカニズムについて説明する. |
第3回 | 河川分野(その2) 地表流出について説明する(その1).すなわち,流出の基礎について説明する. |
第4回 | 河川分野(その3) 地表流出について説明する(その2).すなわち,流出モデルについて説明する. |
第5回 | 河川分野(その4) 地中流出について説明する(その1).すなわち,地中流出の成分および飽和流について説明する. |
第6回 | 河川分野(その5) 地中流出について説明する(その1).すなわち,浸透について説明する. |
第7回 | 河川分野(その6) 貯留について説明する.すなわち,貯留の種類(自然貯留・人工貯留)について説明する. |
第8回 | 河川分野(その7) 確率統計水文学について説明する(その1).すなわち,水文学の歴史,確率分布について説明する. |
第9回 | 河川分野(その8) 確率統計水文学について説明する(その2).すなわち,再現期間の算出方法について説明する. |
第10回 | 河川分野(その9) 水資源問題,水質問題について説明する. |
第11回 | 海岸分野(その1) 海岸と人のつながり,海岸の特性と現状,海岸地形について説明する. |
第12回 | 海岸分野(その2) 海岸整備のための各種現象について説明する. |
第13回 | 海岸分野(その3) 海岸整備のための設計思想(波浪推算など)について説明する. |
第14回 | 海岸分野(その4) 海岸における各種災害の種類およびその対策工について説明する. |
第15回 | まとめの授業を行う.補足点があればこの時間を利用して補足する. |
その他
教科書 |
特にありません.
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
河川分野は「水文学」,海岸分野は「海岸工学」と名のついている本でしたら必ず書いてあることを述べますので,必要に応じて利用してください.
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成績評価の方法 及び基準 |
授業への取り組みおよび課題レポートにより総合的に評価する. |
質問への対応 | 随時対応しますが,行き違いが双方困るので,アポを取ってください. |
研究室又は 連絡先 |
研究室:お茶の水校舎7FC704室 メール:gotou.hiroshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
わが国は,四海を海に囲まれ,津波や高潮の影響を強く受けます.また,我が国は,土地の特性から雨がたくさん降り河川は急勾配で,その下流にある地域は洪水に悩まされてきました.との状況は変わらず,加えて.近年の地球規模の気候変動や多発する地震によって,ますます水災害の懸念は高まっております.まちの安全・安心を守るためには,その基礎となる知識が必要です.その知識の基本的な部分だけですが,教授したいと思います. |