2017年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 |
都市デザイン特論
現近代史からみた都市・建築デザイン史
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 横内 憲久 | 履修期 | 後期 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 木曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E44A E46A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 将来を予測するには、歴史を学べとはよくいわれる。それは過去、現在を経て未来へ時系列的に繋がっているからであり、歴史を学ぶことはこれからの都市や建築を学ぶ学生にとっては必須のことになるからである。本講義では、わが国の都市や建築・構造物等の現近代デザイン史から今後いかなる人材が有用となるかを学び取ることを目標としている。 |
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授業形態及び 授業方法 |
本講義は、原則として毎回講義資料となるコピーを配布し、パワーポイントを利用した座学形式で行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
都市計画や都市デザインを学んでいることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ■本講義の構成と概要 歴史を学ぶことの意義/本講義の力点と構成の概要 |
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第2回 | ■産業革命と都市・建築 産業革命の発生/鉄とガラスによる新時代の幕開け/ロンドン万博/パリ万博 |
第3回 | ■お雇い外国人技師 ウォートルス(銀座煉瓦街)/コンドル(日本人の建築家の育成)/プリジェンス(新橋停車場) |
第4回 | ■日本人建築家の誕生 辰野金吾(東京駅)/片山東熊(東宮御所)/曾禰達蔵(慶應義塾大学図書館)/妻木頼黄(横浜赤煉瓦倉庫) |
第5回 | ■官庁集中計画 工部省案/コンドル案/エンデ案/ベックマン案 |
第6回 | ■都市の近代的再編 土地区画整理事業とは/後藤新平の帝都復興計画/渋澤栄一の丸の内オフィス計画 |
第7回 | ■田園都市と田園調布 ハワードの田園都市論/田園都市株式会社と田園調布計画 |
第8回 | ■モダニズム建築の成立 モダニズムとは/ゼセッション/バウハウス/アールヌーボー/アントニオ・ガウディ |
第9回 | ■ル・コルビュジェの思想と都市・建築 シトロアン邸/サヴォア邸/ユニテダビタシオン・マルセイユ/近代建築の5原則 |
第10回 | ■コルビュジェの都市計画とCIAM 輝く都市/300万人の現代都市/ヴォアゾン計画/ブラジリア/チャンディガール/CIAM(アテネ憲章)/チーム× |
第11回 | ■日本のモダニズム 前川國男(東京文化会館)/コルビュジェ(国立西洋美術館)/坂倉準三(パリ万博日本館)/吉坂隆正(日仏会館) |
第12回 | ■ライトと有機的建築 フランク・ロイド・ライトの有機的建築とは/帝国ホテル/グッケンハイム美術館・ニューヨーク/落水荘 |
第13回 | ■海上都市計画とアクアポリス 日本における海上都市の発端/東京計画1960/沖縄万博とアクアポリス/うなばら計画/メガフロート |
第14回 | ■ウォーターフロント開発の台頭 ウォーターフロント開発の過程/都市の新たな環境の創造/ボルティモア・インナーハーバー/フィッシャーマンズワーフ/ピア17/東京臨海部計画/横浜MM21 |
第15回 | ■まとめ 産業革命と都市・建築/近代建築/お雇い外国人技師/日本の建築家の誕生/都市計画の台頭/モダニズムの建築とCIAM/ル・コルビュジェの都市と建築/日本のモダニズム/有機的建築とF.L.ライト/海上都市/ウォーターフロント開発 |
その他
教科書 |
毎回の授業時に当日の内容をプリントしたコピーを配布する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
参考書等は授業中に伝える。
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成績評価の方法 及び基準 |
概ね授業態度(質疑応答など)20%、レポート80%とする。 |
質問への対応 | 質問は、授業中またはe-mailで受け付ける。回答は原則として、直近の授業で行う。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先;日本大学理工学部まちづくり工学科事務室 メールアドレス;yokouchi.norihisa@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |