2017年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 | 市街地整備特論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 田中・小木曽 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E63A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本特論では、市街地における先進的なまちづくりを景観、福祉、安全安心、都市再生、参加・協働、ダイバーシティ、被災地復興など様々なキーワードを手掛かりに概観する。さらに市街地を取り巻く課題の抽出方法と基本計画の立案方法について事例を踏まえて解説する。そして市街地の地区計画を自ら立案し発表・討議を通して知識・技術の定着を図る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義・輪講形式と成果発表を中心に授業を進める。ワークショップ参加やフィールド調査も実施する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
与えられたテーマについて既往研究や専門書籍を丁寧に読むこと。なお、参考にした研究や文献についても発表してもらう。 |
授業計画
第1回 | 講義の進め方の解説と意見交換 (まちづくり技術者が対象とする分野の中で、市街地整備に関してまちづくり技術者が求められる役割を再考する) |
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第2回 | 市街地整備の視点で集合住宅地の建替と再生を再考する① (集合住宅地の建替・再生手法をケースメソッド) |
第3回 | 市街地整備の視点で集合住宅地の建替と再生を再考する② (集合住宅地の建替と住民参加・協働をケースメソッド) |
第4回 | 市街地整備の視点で集合住宅地の建替と再生を再考する③ (①②をまとめ、ソクラティックメソッドで発表・討議) |
第5回 | 市街地整備の視点で建築物と屋外空間(ランドスケープ)の関係を再考する① (区画整理事業手法をケースメソッド) |
第6回 | 市街地整備の視点で建築物と屋外空間(ランドスケープ)の関係を再考する② (ニュータウン事業手法をケースメソッド) |
第7回 | 市街地整備の視点で建築物と屋外空間(ランドスケープ)の関係を再考する③ (①②をまとめ、ソクラティックメソッドで発表・討議) |
第8回 | 中間的まとめを行い、これからの市街地整備のあるべき姿について議論を行う。 (第1回から第7回までのまとめと討論) |
第9回 | 建築物と屋外空間の適切な関係を具現化する① 課題の街区(ニュータウン)を計画する。住宅地を構成する様々な要素のバランスを検討し、宅地の配置・住戸の配棟・ポケットパークや集会所などを配置計画する。 |
第10回 | 建築物と屋外空間の適切な関係を具現化する② 課題の街区(ニュータウン)を計画する。主にファサードを検討する。 |
第11回 | 建築物と屋外空間の適切な関係を具現化する③ 課題の街区(ニュータウン)を計画する。発表および討議を行う。 |
第12回 | 自治体の市街地整備のワークショップを検討する① 福祉、安全安心、都市再生、ダイバーシティなどをテーマにした市街地整備・まちづくりを検討している自治体のワークショップを題材に、市民の様々な意見を集約する。 |
第13回 | 自治体の市街地整備のワークショップを検討する② 市街地整備・まちづくりを検討している自治体のワークショップを題材に、市民の対立意見の着陸地点を見出す。 |
第14回 | 自治体の市街地整備のワークショップを検討する③ 市街地整備・まちづくりを検討している自治体のワークショップを題材に、ハード面・ソフト面からの企画書を作成し発表する。 |
第15回 | 本特論から得られた知識・能力を今後のまちづくりのどのように活かしていくか議論を行う。 |
その他
教科書 |
とくにない。随時資料を配布する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
70%以上の出席が必須である。 70%以上出席した場合の成績は次の①~③により採点する。 ①討議への参加姿勢(30%)、②各回の中間成果発表の内容(30%)、③最終的に提出されたレポートおよび発表の内容(40%) |
質問への対応 | 授業の前後に受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
初回講義時に伝える。 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:15 ~ 13:05 まちづくり工学科田中研究室
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学生への メッセージ |