2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 無機材料化学特論 | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小嶋 芳行 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L32B |
クラス |
概要
学修到達目標 | セラミックスの製造技術は主として酸化物粉体原料の合成,成形,焼結,融解の反応を基盤としている.本講ではセラミックスの合成についてより深く理解することを目的とする.主な講義項目は,1.合成反応(固相,液相,気相反応)の基礎,2.単結晶の合成法(融解法,水熱法,高圧法),3.成形と焼結,などである. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心に行い,必要に応じてプリントも配布する.テキストとしては「ファインセラミックスの構造と物性」を用いる.また,トピックス,工学的な実例を交えて授業を進める. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部設置の無機固体化学,無機材料物性を受講していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | セラミックスの歴史 キーワード:ケイ酸塩,脱ケイ酸塩 |
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第2回 | セラミックスの気相合成(1) キーワード:気相反応の特徴,log Kp |
第3回 | セラミックスの気相合成(2) キーワード:PVD |
第4回 | セラミックスの気相合成(3) キーワード:CVD |
第5回 | セラミックスの気相合成(4) キーワード:CVD |
第6回 | セラミックスの液相合成(1) キーワード:液相反応の特徴 |
第7回 | セラミックスの液相合成(2) キーワード:アルカリ沈殿反応 |
第8回 | セラミックスの液相合成(3) キーワード:水熱反応 |
第9回 | セラミックスの液相合成(4) キーワード:ゾル-ゲル法,均一沈殿法 |
第10回 | セラミックスの固相合成(1) キーワード:固相反応,メカニズム |
第11回 | セラミックスの固相合成(2) キーワード:Jander の式 |
第12回 | セラミックスの固相合成(3) キーワード:気孔、粒成長 |
第13回 | セラミックスの固相合成(4) キーワード:アルミナ,ジルコニア |
第14回 | セラミックスの成形 キーワード:ドクターブレード,ホットプレス |
第15回 | 理解度確認 |
その他
教科書 |
荒井康夫・安江 任 『ファインセラミックスの構造と物性』 技報堂出版 2004年 第1版
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
試験:90%,レポート:10% |
質問への対応 | 授業中および授業終了後に質問は受け付けます |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎2号館226A室 kojima.yoshiyuki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 10:00 ~ 12:00
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学生への メッセージ |