2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 量子理工学専攻
設置情報
科目名 | 計算機シミュレーションⅡ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 量子理工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 長峰 康雄 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | P23C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 主に偏微分方程式の数値解法について基礎を理解する。また応用として流体やプラズマの解析に必要となる技法について理解を深める。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
講義形式で授業を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部2、3年生で習う基本的な物理と数学的知識で理解できるように解説する。 予備知識としては計算機関連の知識があるとよい。 |
授業計画
第1回 | 計算機シミュレーションIからIIへの橋渡し |
---|---|
第2回 | 放物型方程式の差分解法1(熱伝導方程式) |
第3回 | 放物型方程式の差分解法2(数値安定性) |
第4回 | 双曲型方程式の差分解法1(波動方程式) |
第5回 | 双曲型方程式の差分解法2(数値安定性) |
第6回 | 高速フーリエ変換とその応用 |
第7回 | 有限体積法の基礎(コントロールボリューム) |
第8回 | 有限体積法の基礎(定式化) |
第9回 | 流体方程式の解法1(基本解法) |
第10回 | 流体方程式の解法2(応用解法) |
第11回 | 電磁流体方程式の解法1(基本解法) |
第12回 | 電磁流体方程式の解法2(応用解法) |
第13回 | 粒子法シミュレーション入門1(定式化の基礎) |
第14回 | 粒子法シミュレーション入門2(簡単な解析例) |
第15回 | まとめと課題レポートについて |
その他
教科書 | |
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
Joel H. Ferziger, Computational Methods for Fluid Dynamics, Springer, 2002
河村哲也 『流体解析I』 朝倉書店 1996年
S. Jardin, Computational Methods in Plasma Physics, CRC Press, 2010
|
成績評価の方法 及び基準 |
レポートにより成績を評価する。 |
質問への対応 | 原則、授業終了後に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台お茶の水校舎C1006 nagamine@phys.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 15:00 ~ 18:00
|
学生への メッセージ |
題材としてプラズマを対象にすることが多いですが、プラズマの知識は前提としません。計算機シミュレーションに必要な基本手法について解説しますからどのような分野にも応用が利くと思います。 |