2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 量子理工学専攻
設置情報
科目名 | 加速器科学Ⅱ | ||
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設置学科 | 量子理工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 田中・境 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | P54A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 荷電ビーム物理として、荷電粒子に働く力と運動、荷電粒子とその集団運動、集団荷電粒子の輸送について学習する。これにより、加速器中、特に偏向電磁石・集束電磁石等により構成されるビーム輸送システム中の荷電粒子の軌道決定方法を理解し、ビーム輸送システム及び円形加速器(シンクロトロン)の基本設計が可能な知識を習得する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
通常の講義形式で行う予定であるが、受講人数が少ない場合には使用するテキスト(論文、文献のコピー等)で各自学習した内容を解説し議論するゼミナール形式をとる場合もある。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
電磁気学、力学、代数学、微分積分学 |
授業計画
第1回 | 荷電粒子に働く力と荷電粒子の運動 |
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第2回 | 荷電粒子の集団運動とビームエミッタンス |
第3回 | ビーム軌道計算の基礎 ビーム軌道方程式その1 |
第4回 | ビーム軌道計算の基礎 ビーム軌道方程式その2 |
第5回 | 偏向電磁石(2極電磁石)を通過する荷電粒子の軌道計算 |
第6回 | 集束電磁石(4極電磁石)を通過する荷電粒子の軌道計算 |
第7回 | 偏向電磁石と集束電磁石を組み合わせたビーム軌道の計算 |
第8回 | 偏向電磁石と集束電磁石を組み合わせたシンクロトロン軌道の基本設計例 |
第9回 | 荷電粒子のRF加速 |
第10回 | RF線形加速器の原理 |
第11回 | RF線形加速器の加速構造 |
第12回 | 加速構造と電磁場 |
第13回 | シンクロトロン加速の原理 |
第14回 | シンクロトロンにおけるビームダイナミクス |
第15回 | 荷電粒子スペクトロメータの光学 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
予習のため必要な論文等のコピーを随時配布する。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義形式の場合には期末にレポートの提出を求めるので、解答結果を評価する。ゼミナール形式の場合には、個々の発表内容・表現・理解について評価を行い、期末に総合評価を行う。 |
質問への対応 | 常時船橋校舎物理実験B棟2階にいるので、電話・電子メールあるいは直接来室して結構です |
研究室又は 連絡先 |
Eメール、電話: 田中:tanaka@lebra.nihon-u.ac.jp 船橋校舎 5974 または 5489 境 :sakai@lebra.nihon-u.ac.jp 船橋校舎 6059 または 5489 |
オフィスアワー |
月曜 船橋 14:00 ~ 19:00 物理実験B棟2階研究室
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学生への メッセージ |