日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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活躍する卒業生

暮らしに安心を届ける研究とは何か。挑戦する心と豊かな人脈を得ることができました。 共同印刷株式会社 高口 裕翔 物質応用化学科 2010年度卒業(2012年度大学院修了)

高機能フィルム モイストキャッチ

高校の頃から化学が大好きでした。物質応用化学科を選んだのは、有機・無機の分野から高分子、生物系、環境系まで、他の大学にはない幅の広さがあったからです。大学院まで行き、「有機系太陽電池」の材料を研究し、太陽電池の変換効率を上げる材料の開発に没頭しました。
材料を研究して、開発し、外部の研究機関に評価してもらい、さらに変換効率を上げるPDCAサイクル(Plan→Do→Check→Act)を繰り返しました。物質応用化学科で、“化学=挑戦する心”を学んだと思います。

現在は共同印刷という会社で、「高機能フィルム」を開発しています。薬の錠剤はアルミのような素材と透明な素材の間に入っていますよね。プチッと押すと錠剤が出てくる。そのフィルムを開発するのも仕事のひとつです。薬を湿気や光などから守り、安全な状態でお客様の元まで届ける。医薬品の包装材料の使命です。包装を通じて暮らしに安全を届けるやりがいのある仕事です。理工学部は、自分がやりたいことをかなえる選択肢が多い自由な環境です。また、学ぶ仲間が多いゆえに卒業後も幅広いネットワークを築き、会社にいるだけでは得られない情報をその人脈から得ることができます。それがいまの私を形成し、自分を更に成長させる源となっています。

(取材 2018.3)

  • 海洋建築工学科 2009年度卒業 大西 慧
  • 電気工学科2010年度卒業 柳本 聖月
  • 土木工学科 2014年度卒業 相原 稜
  • 機械工学科 2012年度卒業 山崎 亘
  • 物質応用化学科 2010年度卒業 高口 裕翔