活躍する卒業生

理工学部での「学び」全てが現在の仕事につながっています。三井住友建設株式会社五味傑土木工学科 2011年度卒業（2013年度大学院修了）

「国道45号夏井高架橋」（現在の名称：鳥谷高架橋）
業界や地元の方々から高く評価されている。

所属した関研究室は、社会ですぐに活躍できる実践力を養うことに重きを置いていました。そのため大学院生時には、静岡県富士宮市の公園内にかかる「滝見橋」の設計・施工に携わらせていただき、構造解析や現場での実作業などを行いました。本来であれば、一介の大学院生が携われるはずのない貴重な機会をいただき、感謝しています。やはり現場に行って、手を動かしながら学ぶと理解度が全然違うので、入社してから行う業務が明確にイメージでき、大きなアドバンテージとなりました。

現在は、新しく建設する橋梁から、建設後何十年も経過している橋梁の補強設計まで、橋梁設計に関して全般的に携わっています。特に初めて現場に出た岩手県久慈市の「国道45号夏井高架橋工事」は、今までで一番印象に残っている仕事です。設計から施工、完成まで二年半。自分が携わった橋が日々形になっていくというのは、非常にやりがいがあり、完成した時はやってきて良かったなと思いました。地元の方からも喜びの声をいただき、インフラ整備が地域への貢献になることを実感できた現場でした。また業界の名誉ある賞も複数受賞し、一生忘れられない経験となりました。

（取材 2021.3）