日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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活躍する卒業生

励まし合い、学び合った毎日は、それまでにないほど充実した時間でした。大成建設株式会社 本下 知輝 海洋建築工学科 2014年度卒業

現在、携わっている現場。2023年1月竣工予定。
多くの人に利用してもらう施設なので興味がある方は探してみてください。

父が建設業に携わっていたため、幼い頃から建築や土木に親しみがあったこと。また趣味でサーフィンをしており、海に親しみがあったこと。その2つが理由となり「自分のやりたいことが見つかりそう」という思いから、海洋建築工学科へ進みました。学生時代には様々な授業を通して、先生方はもちろん他学科の学生たちとも多くの交流を持つことができ、コミュニケーション力を養うことができました。所属した研究室ではひたすら実験の毎日でしたが、日夜仲間と学び合い意見を交わす日々はそれまでにないほど充実した時間でした。異なる視点から生まれた多様な意見を踏まえ、楽しみながら結果へと導くプロセスは、私を想像以上に成長させてくれたと感じます。

大成建設入社後には大型ショッピングセンターや集合住宅、空港などの建設に携わり、施工管理という立場から現場のQCDSE(品質・原価・工期・安全・環境)を管理しています。様々な世代の方・異なる職種の方と仕事をする機会が多いため、学生時代に培ったコミュニケーション力や調整力・集約力といった面が活きています。また仮設足場の構造計算など、大学で学んだ内容をそのまま用いられる場面もあれば、製図・模型作成を経験したことにより具体的なイメージも容易になるなど、今の仕事において役立っている面は多々あります。
現場ごとにクリアすべき課題も多く、完成に至るまでの道のりは決して容易な道のりではありませんが、建物が完成してみれば苦労したどんな記憶もみな良い思い出・良い経験です。研究室で仲間と励ましあった日々とも重なるものがあります。何よりも自身が携わった建物や施設をいろんな方が利用され、楽しく過ごされているのを目にするたび、言葉にしがたい達成感を覚えます。
いずれはウォーターフロント開発などにも関わり、より一層自身の得意分野を生かせればと思います。利用する方はもちろん、私たちのような作り手も含めて、みんなが喜び合える建物や施設を開発していきたいです。

(取材 2022.3)

  • 航空宇宙工学科 2012年度卒業 阪上 郁
  • 海洋建築工学科 2014年度卒業 本下 知輝
  • 交通システム工学科 2009年度卒業 棚橋 知世
  • 応用情報工学科 2017年度卒業 樋口 凌
  • 物理学科 2012年度卒業 黒柳 貴子