活躍する卒業生
大学を選ぶ際、今までで一番楽しかった授業ってなんだろう?と考えて頭に浮かんだのが、技術の授業で行ったラジオ製作でした。楽しいという気持ちは絶対に自分を裏切らないだろうと思い、電子工学科へ入学しました。
現在は漫画やカタログ、紙幣など、多岐にわたる印刷物の製作を担う印刷機械メーカーにて基板設計を行っています。仕事でよく使用する、目では見えない電気信号をスクリーンに表示するオシロスコープや、測定器の使い方などを大学で学ぶことができたので、大きなアドバンテージになりました。また、学生時代に使用していた回路の教科書は今も活用しています。講義をもう一度聞きなおしたいと思うほど、理工学部での学びはたいへん密度の濃いものでした。
印刷業界には、印刷に関する最先端の技術やサービス、メディアへの応用などが一堂に会する展示会があります。4年に1度、ドイツのデュッセルドルフで開催されているdrupa(ドルッパ)や、4年に1度、日本で開催されているIGAS(アイガス)がその代表です。弊社も新製品の発表を行うために毎回出展しております。その展示会に新製品の開発者として参加することが、私の目標です。自分が楽しいと思ったことを信じて理工学部へ飛び込んで、本当に良かったと思っています。