教えてセンパ~イッ!!
航空宇宙工学科を選んだ
きっかけはどのようなものですか?
ロケットの打ち上げ動画を見た際に、ロケットエンジンのカッコよさに惹かれたことが航空宇宙工学に興味を持ったきっかけです。日大理工学部は学科として航空宇宙工学を設置している数少ない大学で、ここでなら無限の可能性を秘めているにもかかわらず、いまだ未開拓な部分も多い航空宇宙について学べるだろうと思い、入学しました。専門分野の勉強が本格的になるのは3年生からですが、飛行機の運動方程式や衛星が震動試験を耐え抜くために設計段階で考えなければいけないことなど、飛行機や衛星を動かしている実際の原理に触れられるので、とても楽しいです。
学生生活で1番印象に
残っている出来事は何ですか?
1、2年生での製図の授業です。1年生で製図の基礎を学び、2年生で設計するテーマ(前期:減速機 後期:送風機)とマストな条件以外は、自分で寸法などを決め、実用化した際の耐久性や安全性などを計算して製図を行うのですが、あれほど血眼になって何かに取り組んだのは初めてでした。説明を聞いてもわからないことばかりで、図面を描くために必要になる計算書の作成には苦労しました。また製図は手描きで、ネジなどの部品も一つひとつ描かなければならないため、とても大変でした。余裕をもって取り組んでいたはずなのに、時間が全然足りない!とピンチになったこともありましたが、現在は貴重な経験をさせてもらえて良かったと思っています。
卒業後の進路を教えてください。
卒業後は大学院に進学する予定です。1年生の前期に先生からロケットエンジンは打ち上げ時の振動がとても大きく、衛星を作る際に困っているという話を聞いて、ロケットエンジンの振動を減らしていきたいという思いが芽生え、それは現在も変わっていません。今後本格的になる卒業研究はもちろん、大学院に進んでもロケットエンジンに関する研究を続けていきたいですね。ゆくゆくは既存のロケットエンジンが抱える問題を解決するためにはどうしたら良いのかなどを考え、より性能の良いものに改良していく仕事に就きたいと思っています。