教えてセンパ~イッ!!
交通システム工学科を
選んだ理由を教えてください。
もともと医療系かまちづくり・交通系、どちらの道に進もうか迷っていました。進路を決めたきっかけは、東日本大震災です。僕は栃木県出身なのですが、震災の影響が大きく、震災後の未来には復興事業のほうが役に立つのではと考え、まちづくりはもちろん、交通に関連する分野を幅広く学べるこの学科を選びました。現在は、国土交通省が行っているバリアフリーナビを作る計画内で、健常者、障害がある方関係なく誰もが使えるルート選択の研究を行っています。高校生時にもう一つの進路として悩んでいた医療系にも繋がることなので、本当にやりたいことを見つけられたなという気持ちです。
学科の自慢できる
ところはどこですか?
排気ガスなどの環境問題を考えた上でのまちづくり、道路やその関連設備のバリアフリーデザインなど福祉や交通関連法規など幅広い分野を専門の教授から学ぶことができます。また理工学部で唯一のJABEE(日本技術者教育認定機構)認定学科なので、4年間で定められた科目の単位を取得していれば、卒業生全員が難関の国家資格、技術士の一次試験が免除され、登録申請により技術士補(建設部門)の資格が得られるのも自慢ですね。就職の際には強みになると思います。
1番印象に残っている授業は何ですか?
3年時の交通現象解析Ⅰです。静岡県伊東市へ4日ほど赴き、車がどのぐらいの速度で走っているか、駐車場に車を停めに来る人はどこから来ている人が多いかなど、実際の交通現象について調査・分析を行いました。例えば、駐車場調査では朝9時~夕方18時まで入場してきた全ての駐車車両について利用者へのヒアリング調査をチーム単位で行いました。これは利用目的や利用時間から今後の駐車場計画に活かすためのデータとしてとても重要です。この時は、真夏の調査でしたので日焼けなどへの対処は大変でしたが、かなりの達成感がありましたね。夜は調査を一緒にやり遂げた仲間たちや多数の先生と交流ができたので、より達成感を共有できたりして、とても楽しかったです。このように交通システム工学科はチームで行う実習や講義が多いこともあり、学科全体でとても仲が良い雰囲気があります。