日本大学理工学部

Step2

雪って楽しい?怖いもの?

土木工学科

雪が降るとなぜだかワクワクした気持ちになります。雪だるま,雪合戦,ウィンタースポーツ,きれいな雪景色,私たちの生活に癒しを与えてくれるイメージが強い雪ですが,楽しいことばかりを我々に与えてくれるわけではありません。

都心部に雪が降ると,電車が停まったり,車が動けなくなったり,歩行者が転倒してけがをしたり,大混乱を引き起こします。毎年雪が降る地域も例外ではありません。積雪が1mとなる地域や,3m,4mとより沢山の雪が積もる地域では,除雪作業が必ず必要であり,とても大変な労働力が必要になります。一方で,降り積もった雪が融けるとき,山間部では雪崩が発生する危険性が高まり,都心部では道路環境が悪くなることで車や人の交通障害を引き起こすことがあります。

これらの障害が発生しないように,人々の生活を安全・快適にするために,ドボクの力が沢山利用されています。

本講義では,雪が降ると実際にどのような障害が発生するのか,ドボクはどのような力を発揮してその障害から私たちの生活を守っているかを紹介します。加えて,私の研究グループが現在行っている雪に関する最新の研究を紹介します。

小田 憲一
小田 憲一
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図1 フェンスと着雪に関する野外観測の状況図1 フェンスと着雪に関する野外観測の状況図2 雪崩の発生に樹木がどれだけ影響しているかを調査している風景

図2 雪崩の発生に樹木がどれだけ影響しているかを調査している風景

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