日本大学理工学部

Step2

海にまつわるオモシロ雑学講座-海建版トリビアの泉-

海洋建築工学科

東日本大震災では,巨大津波の激烈さとその被害の大きさを目の当たりにして,海の怖さを思い知らされました。しかし,怖いからといって,海から目を背けるわけにはいきません。この日本で私たちが生活していくためには,海との関わりは避けられないのです。国土の狭い日本は,食料やエネルギーなどの資源の多くを,海に頼らずを得ないからです。日本の国土面積(領土)は,世界で60位と大きくありませんが,国土を取り囲む「領海」と「経済的排他水域」を会わせた海域の広さは国土の10倍以上もあり,日本が排他的に利用できる海は世界6位の大きさです。日本は「海洋国家」とも呼称され,海に大きく依存する国民ですが,残念ながら私たち日本人は,海のことをあまり知らないのが現状です。そこでこの講義では,覚えておいて損はない,思わず「へぇ~」と言ってしまう,とっておきの海にかかわるウンチクをご紹介します。たとえば,

①海上の距離を測る単位は世界共通で「海里(nautical mile)」を使いますが,この1海里は1852mという半端な数値なのは何故か?

②日本人のタンパク源を支えてきた魚介類ですが,GPSなど無かった大昔の漁師は,どうやって魚がたくさん獲れる海上のポイントを正確に記憶したのか?

③江戸前とも言われた東京湾は,とてもデリケートで貴重な海域ですが,その特徴をA4サイズのコピー用紙を使って簡単に理解できます。東京湾とコピー用紙の深イイ関係とは?

櫻井 慎一
櫻井 慎一
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