日本大学理工学部

Step2

大災害時に被災地の医療を支える"災害時医療支援浮体"

海洋建築工学科

現在,私たちが住む都市の建築物の多くには,耐震,免震の構造が採用され,地震に強い建物を作る技術が普及しています.しかし,近い将来に発生が予想されている首都直下型の巨大地震では,死者数13000人,建物全壊被害約85万棟,避難者約700万人が想定されています.

想定を超える災害により発生した,けが人を含む被災者を治療するための「陸上」の医療施設は,その時,正常に機能するでしょうか?私の研究では,災害時の医療を考えるうえで,これまでの建築の発想を転換し,日常的な医療から,被災地への移動をも可能にする「海上」の医療施設=(災害時医療支援浮体)を作ることで,社会への貢献を目指しています.本講義では,浮体の基本構造や,実現までの技術的課題についてわかりやすく解説します.

惠藤 浩朗
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