日本大学理工学部

Step2

身近な河川空間の賑わい創出に向けた新たな試み

海洋建築工学科

江戸時代より見られる京都市鴨川沿いに連なる「納涼床(写真1)」をご存知でしょうか。河川敷地内に仮設的に設けられた納涼床は、山紫水明の美しい自然の風景を眺めながら飲食に興じる人々で賑わい続け、現在においても京都の水辺の風物詩となっています。

近年、こうした河川空間の賑わい創出に向けた新たな試みが全国各地で実施されてきています。2004年に国土交通省が定めた「河川敷地占用許可準則の特例措置」では、民間事業者や市民団体による河川空間利用が緩和され、河川敷地内でのオープンカフェやレストランの設置・営業が可能となりました。これに伴い、広島市京橋川では全国初の「水辺のオープンカフェ(写真2)」が実施され、新たな都市環境資源として都市河川が注目されています。こうした取り組みでは、親水空間のデザインは元より、地域内の組織づくりやルールづくりなど、河川空間の公共性を考慮した事業展開が重要であり、今後の河川と地域の係わり方を検討していく上で大切な示唆を与えてくれます。

本講義では、こうした河川空間の賑わいづくり事例を建築・まちづくりの観点から分かりやすく解説し、それを通じてこれからの都市の河川空間の役割を考えていきたいと思います。

菅原 遼
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納涼床(京都市鴨川)納涼床(京都市鴨川)水辺のオープンカフェ(広島市京橋川)水辺のオープンカフェ(広島市京橋川)

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