環境に配慮した海洋利用を考えよう
海洋建築工学科
海に囲まれた日本において、海との共存共栄は今後日本が目指すべき姿だと考えられます。近年では海洋再生可能エネルギーや水産資源の安定供給としての養殖業など様々な海洋利用が注目を集めています。しかし、海洋空間における構造物の設置は環境に影響を及ぼします。適切に計画・管理されなければ、生態系の変化や底質の悪化など様々な負の影響をもたらす可能性があります。そこで「環境に配慮した海洋利用」を考える必要があります。
本講座では、こうした観点を踏まえ、海洋再生可能エネルギーの導入に伴う環境影響と、養殖場における海底環境保全の取り組みを主なテーマとして、環境に配慮した海洋利用の在り方を総合的に考察します。具体的には、洋上風力発電などの再生可能エネルギー設備が魚類および周辺環境に与える影響や、養殖場における自家汚染と呼ばれる環境問題とその改善策について解説します。最新の研究成果や事例を交えながら、技術的な対策についても説明します。
本講座は受講対象者の興味関心にあわせて、扱うトピックや事例の選定を調整する可能性があります。本講座を通じて、環境と調和した海洋構造物の意義を理解し、持続可能な海洋利用に興味を持っていただければ幸いです。





構造物周辺の魚類
画像処理されたナマコ
養殖場の堆積物
網の付着物