日本大学理工学部

Step2

自動車の安全性向上技術

機械工学科

自動車の事故によって毎年5000人近くの人が亡くなっています。このような事故を未然に防ぐため、アクティブセイフティという観点からさまざまな安全性向上技術が開発されています。これらの新しい技術の一部は市販車にも搭載されるようになってきました。特に最近では最新の制御技術を用いて、自動車の運動性能を向上させたり、ドライバーの運転動作を支援したりすることが可能になりつつあります。

たとえば、各タイヤの回転を適切に制御して危険な運動を抑える技術、前輪でばかりではなく後輪も操舵することによって安全性を高める技術、より運転しやすいハンドル装置、ドライバーのブレーキ操作の遅れを補って衝突を防ぐ技術、ドライバーの不適切なハンドル操作を修正して事故を防ぐ技術など、いろいろな安全性向上技術が実用段階に達しています。

この授業ではこのような新しい予防安全性向上技術をわかりやすく解説し、その基礎となっている自動車力学・制御工学・人間工学の発展についても説明します。そして、大学で学ぶ機械工学の専門科目が、自動車の安全性向上にどのように役立つかを考えます。

堀内 伸一郎
堀内 伸一郎
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安全性向上のための運転制御

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