日本大学理工学部

Step2

材料の強度と変形―工業材料から医療材料までー

機械工学科

我々の身のまわりには小さな機械部品から、橋梁、ビル、タンクなどの大型構造物、自動車、新幹線、航空機などの輸送機器、ロボット、加工機械などの複雑な生産機器、そのほか家電機器、医療機器など様々なものがあります。このような機械や構造物はそれらが使用される間、部材や部品が壊れないように十分な強度と剛性を持っていることが必要であり、安全に機能を果たすように作られています。

材料の強度を知ることにより、どれくらいの力を加えたら壊れるかがわかり、したがって、壊れない機械や構造物を作ることが可能となります。この講義では、我々の身近にある材料に荷重を加えて実際に物を壊してその強度を確認します。そして、物の強さや変形の特性を幾つかの実例を挙げながら解説します。

また、この講義の後半では、医療用具として用いられているカテーテルの中でも、心筋梗塞や脳梗塞などの外科手術で用いられるナイロン樹脂に細いステンレス製のワイヤーを織り込んだカテーテルについてその力学的な特性を紹介します。

加藤 保之
加藤 保之
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カテーテル

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