日本大学理工学部

Step2

人間感覚の測りかたと使いみち

精密機械工学科

人間が外部からの刺激を主観的に認識する働きを感覚といいます。外部からの刺激を受け取る器官を感覚器官といい,刺激が感覚器官と感覚神経を経由して脳に届くと人間は刺激として認識します。広義で解釈すると,疲労感や満足感などの複合的な感覚も含まれます。しかし,人間の感覚は簡単に測ることができません。これは,感覚は外部刺激に対する主観的なものであり,自分自身が感じたかどうかを扱っているためです。そのため,感覚を測るには自分以外の人にも分かるように数字で表す(定量化するといいます)必要があります。

この講義では,人間感覚の測定方法とその応用例について,研究事例も含めて解説します。人間の感覚と感覚器官の構造について概説し,感覚の測定方法と感覚を数字で表す方法や身近な製品への応用例,研究事例について説明します。

松田 礼
松田 礼
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