日本大学理工学部

Step2

光・波動情報技術が拓く未来

電気工学科

近年,地球温暖化現象の悪化により異常気象によるゲリラ豪雨や集中豪雨等から発生する水害など地球環境問題は,私達の日々の生活を脅かす深刻な課題となっている事が指摘されています.これに加え,高度経済成長期に建築された道路やトンネルなど50年もの歳月が経過した構造物は,相次いで発生した路面陥没事故などインフラの老朽化が社会的な問題となり異常箇所の早期発見や検出が火急の課題となっています.一般的な地下構造は,私達の生活インフラを支える水道管,ガス管,通信ケーブルなど様々な埋設物が埋められています.一見,土木工学のように感じるかもしれませんが,電気工学(特に光技術や波動情報処理技術)を利用することによって一般的な地下構造物の内部を可視化してみることができます.本講義では,このような地下構造物に関する光や波動情報技術について紹介し,そのコンピュータシミュレーション技術によって解析した一例を説明します.またこれからの光・波動情報技術が拓く将来についてもお話ししたいと思います.

尾崎 亮介
尾崎 亮介
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