コンパクトに収納できる展開アンテナをつくる
電子工学科
衛星に搭載するアンテナは、大きいほど能率よく地球を観測したり、情報を送ることができます。しかし、ロケットの搭載制限のため宇宙に大きなアンテナを持って行くことは困難です。そのため、運搬時に折りたたみ、宇宙に到達してから展開するアンテナが考えられています。
現在のアンテナ展開技術では小さくたたんだアンテナを同じ面に展開することは可能ですが、機械的に複雑になり展開に失敗する可能性もあります。 そこで、我々は展開時の機械的な動作を極力少なくし、アンテナの回路制御により電子的に段差を補正する方法を提案しました。