日本大学理工学部

Step2

分子デバイスをめざす化学

物質応用化学科

化学は,物質がどのような構造をし,それがどのように変化するかを,原子・分子のレベルから明らかしようという科学です.化学者は,そのような研究の蓄積を学び,さらに新しい反応を発見したりしながら,世界中どこを探しても存在しない新しい分子を設計して,作り出すことができます.最近の研究では,さらに分子を望み通りに組み立てて,新しい物質を作り出すことができるようになってきました.分子を一つずつ作って組み立ててというのは,実は自然界では生物がいとも簡単そうに行なっていることではあります.植物が,光エネルギーを化学エネルギーに高効率で変換する光合成を行えるのも,分子が精密に並べられた天然分子デバイスを持っているためです.人間が分子をよりコントロールして組み立てることができれるようになれば,原子・分子レベルで働く究極のデバイスを作ることができるようになります.より優れた光合成を行う人工分子デバイスを組み立てることも可能になるかもしれません.新しい分子,物質,分子デバイスを作ることを夢みて,日々行なっている研究を紹介します,

大月 穣
大月 穣
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