日本大学理工学部

Step2

「核融合」と「プラズマ」

物理学科

放射性の燃料を用いず,また,高レベルの放射性廃棄物や核的暴走のない原子力の利用方法として,高温プラズマを用いた核融合炉開発が,世界的に進められています。日本大学理工学部は,様々な核融合方式の中でも特に効率が高い「磁場反転配位(Field-Reversed Configuration: FRC)プラズマの,国内唯一の研究拠点となっています。この方式は,磁場で閉じ込められたプラズマを逆磁場シータピンチと呼ばれる手法で圧縮加熱し,秒速100kmを超える超音速で閉じ込め領域へ移送するというユニークな方式です。

この講座では,プラズマの性質や磁場による閉じ込め,ピンチ効果の原理について,演示実験を用いて解説し,さらに最新の実験の様子やその成果について紹介します。船橋キャンパス内で講義を行う場合は,実験施設の見学も可能です。

浅井 朋彦
浅井 朋彦
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FRC生成・移送装置(船橋校舎・物理実験A棟)

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