日本大学理工学部

Step2

図形を分類してみよう

数学科

数学の研究の目指すものは永遠の「真理」であると言うことができます。「真理」の探求のし方にはいろいろなパターンがあります。対象(例えば数や図形)のもつ性質を明らかにする、さらに進んで対象を分類する、方程式等の解法を見出す、あるいは、現象を記述するモデルを構成する、など様々です。私の専門である幾何学では、目標は「図形を分類することである」と言うことができます。分類するというのは、2つの図形が同じであるための基準を定めて、その基準にしたがって図形を仲間分けすることです。

皆さんが良く知っている例をあげると、合同である(または、相似である)ことを基準として三角形を分類することができます。現代の幾何学は、対象としている図形に応じて基準を取り替えながら、多様な図形を分類しようとしています。

この授業では、次元や連結性など位相幾何学で用いられる言葉を用意して、いくつかの簡単な図形を分類します。

橋口 徳一
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