日本大学理工学部

Step2

だれにもやさしい安全な住まいと、まちづくり

まちづくり工学科

これまでは、健康な人々を対象につくられてきた「まち」や「住まい」のなかで、多くの人たちは、不便・不自由を感じるだけでなく、ときには危険な環境と背中合わせに暮らしています。そうした暮らしは、単に不便というだけではありません。駅やバスが使えないことで通学・通勤ができない、あるいは学校や職場の建築が使用できないことから、身体に障害をもつという理由だけで、教育を受けられない、就労できないという、基本的な生活権をおびやかされている人たちを生み出しています。こうした、環境上の障壁をもつ人は、高齢者や障害者といわれている人だけでなく、妊婦、子ども、子育て中の人、けがなどによる一時的な障害者、さらに大きな荷物を持つ人など、だれもが対象となります。

これからの社会は、こうした人々も共に安全・快適に生活できるよう、さまざまな利用者のニーズに合わせた環境づくり『ユニバーサル・デザイン』を目指すことが役割と考えています。

詳しくは、webで URL http://sociotech.arch.cst.nihon-u.ac.jp/

八藤後 猛
八藤後 猛
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1970年代、福祉のまちづくりが制度化された頃の「特別な人のために」から「みんなのために」へと設計者の視点が変わりました。下の美術館は、スロープを単にバリアフリーの手段だけでなく、内部空間のデザインに巧みに取り入れています。

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