2016年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | システム工学 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 嶋津 恵子 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H12E |
クラス |
概要
学修到達目標 | 世界標準のシステムズエンジニアリングの手法の基礎を習得する. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義,実習 |
履修条件 | 特になし |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
特になし |
授業計画
第1回 | 「授業紹介と簡単なトライアル演習」 参考書(INCOSE handbook,Visualizing Project Management)の読み方,授業紹介と簡単な演習の練習をおこないます. |
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第2回 | 「システムライフサイクルとVモデル」 前回の演習結果を振り返り,再度この授業で何を習得するかを確認します.システムデザイン・マネジメントに必要な,特に"技術(technology)"以外に必要になるものを学びます. |
第3回 | 「要求開発,チーミング」 システムに必要になる"要求"は,顧客やスポンサー(出資者)から聞き出すものではなく,作り上げるものであることを学びます.またシステムデザイン・マネジメントは,チームワークの良さが大きく影響することから,この授業をとおしてチーム作りを体験します.チームで,システム開発以来企業とやり取りをする戦略を作り,実施します. |
第4回 | 「コンテキスト分析とStakeholder分析」 要求を作るには,システム(もしくはサービス)が,利用されるコンテキストとシステムとして動作するのに必要なStakeholderを整理することが重要です.これらの結果から本質的に必要な要求を作り上げます. |
第5回 | 「CONOPSとシステム要求」 顧客から提示された初期要求を元にCONOPSを作成します.ここに定義された要求を実現する手法をシステム要求として整理する方法を実習します. |
第6回 | 「システムアーキテクチャ」 システム要求として特定した結果を,システムとして組み上げるためのアーキテクチャの作成方法を実習します.特に,実現性(feasibility)に関し,実践形式でどうやって検討するのかを学びます. |
第7回 | 「デシジョンゲートとプロジェクト実施計画」 納期やコストの超過を発生させないためのプロジェクト計画とシステムエンジニアリングの連携方法を実習します.本来(実際のSE現場)は,システムアーキテクチャの前に実施しますが,重要性を認識するためにアーキテクチャの後に実施します. |
第8回 | 「アーキテクチャ再考,システムデザイン」 システムアーキテクチャを実現するためのItem(Component)を最小レベルまで決定します. |
第9回 | 「調達とインテグレーション(部品)」 最小レベルのItem(Component)を調達します. |
第10回 | 「システムインテグレーションとV&V(その1)」 最小レベルのItem(Component)を統合し,サブシステムを作ります.Verificationとvalidationのテストの行いかたを学びます. |
第11回 | 「システムインテグレーションとV&V(その2)」 サブシステムを統合し,Validation とVerificationを行います. |
第12回 | 「システムインテグレーションとV&V(その3)」 サブシステムを統合し,Validation とVerificationを行います. |
第13回 | 「システムインテグレーションとV&V(その4)」 サブシステムを統合し,Validation とVerificationを行います. |
第14回 | 「アクセプタンスレヴュー(納品)」 完成したシステムを顧客に納品し,了解を入手します. |
第15回 | 「授業の復習」 すべての授業を総復習し,システムデザイン・マネジメント実習の要点を振り返ります. |
その他
教科書 |
下記参考書を抜粋した日本語資料を用いる.
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参考書 |
Kevin Forsberg, Hal Mooz, Howard Cotterman, International Council on Systems Engineering(INCOSE),INCOSE SYSTEMS ENGINEERING HANDBOOK , 2010 , 3 edition, VISUALISING PROJECT MANAGEMENT, Wiley, 2005, 3 edition
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成績評価の方法 及び基準 |
システムズエンジニアリングの視点に従った実習(宿題)の出来栄えによって評価する。 |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |