2016年 大学院理工学研究科 シラバス - 交通システム工学専攻
設置情報
科目名 | 道路交通環境工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 岩井・伊東 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B26A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 道路を取り巻く環境に関して、道路交通環境とアメニティとの係わり、道路交通振動伝搬に関する波動・沿道熱環境の熱収支に関連した基礎理論の理解とその利用、そして舗装を介した沿道環境問題の解決法、自然や生態系に配慮した道路環境計画、道路環境の外部費用を含めた総合評価、道路の戦略的環境アセスメントなどについて学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
主として講義形式とするが、一部ゼミナール形式を併用する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
道路工学、環境工学、交通工学、交通計画、経済学、保全生態学の各視点から拡散問題と熱環境問題、騒音の伝搬問題、振動問題とその伝搬問題、道路生態学、交通環境の経済評価、交通分野における戦略的環境アセスメントを学習するので、これらの工学分野の基礎知識を習得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ・ガイダンス ・道路交通環境問題とアメニティ (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
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第2回 | ・沿道の地盤振動(1)(振動・波動の基礎理論(平面波、P波、S波)) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第3回 | ・沿道の地盤振動(2)(振動・波動の基礎理論(R波、ラブ波)) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第4回 | ・沿道の地盤振動(3)(振動・波動の基礎理論(ラムの問題、減衰特性)) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第5回 | ・沿道の地盤振動(4)(自動車交通振動とその伝播、公害振動の評価) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第6回 | ・沿道の熱環境(1)(熱、熱の伝わり方) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第7回 | ・沿道の熱環境(2)(熱収支(長・短波放射,潜熱、顕熱)) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第8回 | ・沿道の熱環境(3)(熱輸送量、人体の熱影響評価(熱指数)) (自己学習時間:予習60分、復習60分、レポート課題180分) |
第9回 | ・自然や生態系に配慮した道路環境計画(1) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第10回 | ・自然や生態系に配慮した道路環境計画(2) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第11回 | ・自然や生態系に配慮した道路環境計画(3) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第12回 | ・道路環境の外部費用を含めた総合評価(1) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第13回 | ・道路環境の外部費用を含めた総合評価(2) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第14回 | ・道路の戦略的環境アセスメント(1) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第15回 | 道路の戦略的環境アセスメント(2) (自己学習時間:予習60分、復習60分、レポート課題180分) |
その他
教科書 |
特になし。適宜、講義資料を配付する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
辻靖三、足立義雄、大西博文、桐越信 『新版・道路環境』 Ⅲ海堂 2002年 第1版
竹林征三、石川悌二 『実務者のための建設環境技術』 山海堂 1995年 第1版
『道路交通振動の評価と対策技術』 土木学会・舗装工学ライブラリー12 土木学会 2015年
栗山浩一、拓殖隆宏、庄司康 『初心者のための環境評価入門』 勁草書房 2013年 第1版
B・サドラー、R・フェルヒーム 『戦略的環境アセスメント』 ぎょうせい 1998年 第1版
「新版・道路環境」は道路環境問題とその対策等について、広範囲にかつ適切に記述された図書である。また、「実務者のための建設環境技術」道路環境問題対策等について丁寧に書かれている。いずれも絶版図書であるが、図書館に収蔵されているので、適宜参考にされたい。さらに講義の理解を深める参考書を適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中の質疑応答(約30%)および課題レポート(約70%)の配点とし、GPA制度の基準に従つて総合的に評価する。 |
質問への対応 | 講義時の前後に時間に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
交通システム工学科事務室。 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 17:30 ~ 18:20 駿河台校舎1号館講師室
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学生への メッセージ |
沿道環境に対して、沿道住民が今も快適な生活環境を望んでいる自動車交通由来の沿道大気問題、自動車交通騒音問題、自動車交通振動問題の予測の基礎的な理解と評価、自然や生態系に配慮した道路環境計画、道路環境の外部費用を含めた総合評価、道路の戦略的環境アセスメントについて理解することが、それら問題の解決の端緒となります。絶えず考えながら講義に臨んで下さい。 |