2016年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 建築構造特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 神田 順 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C36A |
クラス | 大学院修士 |
概要
学修到達目標 | 構造安全性の概念を理解し、構造設計での定式化を学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義および発表 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部授業で用いた「建築構造計画概論」(共立出版)を予め通読しておくこと。 |
授業計画
第1回 | 構造工学における確率論の基礎 確率の基礎、荷重や耐力を確率変数と考えることの意味を考える。 |
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第2回 | 信頼性指標(AFOSM) 信頼性指標の定義と非線形の場合のための一般化。 |
第3回 | 荷重耐力係数形式 実用的設計に用いるための形式と係数の意味。 |
第4回 | 総費用最小化原理の基本と応用 荷重耐力係数設計における目標信頼性をどのように決定するか。 |
第5回 | 安全性の概念とリスク・マネージメント (教科書2章(David Elms著)を読んで議論する) |
第6回 | 法規制と基準 (教科書3章(George Walker and Lam Pham)を読んで議論する) |
第7回 | 荷重モデル (教科書4章(Jun Kanda)を読んで議論する) |
第8回 | 信頼性解析 (教科書5章(R.E. Melchers)を読んで議論する) |
第9回 | 信頼性設計 (教科書6章(Marios Chryssanthopoulos and Dan Frangopol)を読んで議論する) |
第10回 | 信頼性に基づく構造物の耐久性評価 (教科書7章(Yasuhiro Mori)を読んで議論する) |
第11回 | 地盤と基礎 (教科書8章(Jack Pappin)を読んで議論する) |
第12回 | 既存構造物の評価 (教科書9章(Milan Hokicky)を読んで議論する) |
第13回 | 構造設計の品質保証 (教科書10章(Edmund Booth)を読んで議論する) |
第14回 | 建築施工の品質保証 (教科書11章(Shunsuke Sugano)を読んで議論する) |
第15回 | 建設プロジェクトの人的過誤 (教科書12章(Karen Chou)を読んで議論する) |
その他
教科書 |
Bruce Ellingwood and Jun Kanda, Structural Safety and its Quality Assurance, A.S.C.E., 2005
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
CTBUHのCommittee9A/10の主査として、構造安全性にかかわる各分野の著名な研究者、技術者に執筆依頼して、モノグラフとしてまとめたもの。国際的視野をもって、これからの構造工学の課題を読み取ってほしい。
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成績評価の方法 及び基準 |
発表と討論(40%) 演習レポート(30%) 論述レポート(30%) |
質問への対応 | |
研究室又は 連絡先 |
研究室585B メール:kanda@arch.cst.nihon-u.ac.jp 電話内線:845 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |