2016年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 建築学特別講義 | ||
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 井上 勝夫 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C45B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 近年の建設業界における職種は多様化し技術進歩も目覚ましく、求められる人材の能力は大学教育内容だけでは十分とは言えない傾向にある。本科目は企業からの寄付講座の利点を生かし、建設業界の各種業種のトップレベルの講師を招き、専門業種の細分化・多様化の内容と現状及び将来、各業種に求められる専門能力の内容と変化、先端技術の現状と将来、業種別に必要な考え方と対応方法等を学び、将来のリーダーとしての能力を養う。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を中心とするが、レポートの提出なども併用する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
特になし |
授業計画
第1回 | (授業の狙いと講義計画、講師の構成)本講座の目的及び受講の心構えを説明し、建設業の職種の多様化の実態を把握する必要性、必要とされる能力を自己開発することなどを強調する。その具体的内容の計画を職種・講師の紹介をまじえて行う。 |
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第2回 | (総論:日本の建設業のしくみ)「発注者・設計者・施工者・行政機関・研究者」の相互関係について歴史的経緯,諸外国との比較,将来の方向性等について講義し,本講座の目的を述べ受講者自らが参加した討論を行う。 |
第3回 | (日本の建築技術の現状)日本で開発した建築技術の世界的評価及び世界の中の日本の位置付け,将来のあるべき姿,受講学生の責務について解説し,総合討論でモチベーションの向上を狙う。特に,日本の建築技術の開発の重要性と対外国への対応方法を重視し、特に建築技術とは何か?について解説する。 |
第4回 | (現在,建設業界が求めている人材像①(part:1 総合建設業)):業種分類を解説し,総合建設業界が求めている人材像を具体的に示す。特に,将来,リーダー的存在となるべき人材として必要な考え方を中心に解説。 |
第5回 | (現在,建設業界が求めている人材像②(part:1 総合建設業)):業種分類を解説し,建築技術の現状及び最新技術について解説し、大学院修了時(入社時)にどこまでの知識が必要か具体的に示す。 |
第6回 | (設計業界が求めている人材像①(part:2 設計事務所)):業種分類を解説し,建築設計業界が求めている人材像を具体的に示す。特に,将来,リーダー的存在となるべき人材として必要な考え方を中心に解説。 |
第7回 | (設計業界が求めている人材像②(part:2 設計事務所)):設計実務の具体的内容を紹介し、大学院修了時(入社時)に必要な知識、技術を自覚させる。 |
第8回 | (住宅産業界が求めている人材像①(part:3 住宅産業)):業種分類を解説し,住宅産業界が求めている人材像を具体的に示す。特に,将来,リーダー的存在となるべき人材として必要な考え方を中心に解説。 |
第9回 | (住宅産業界が求めている人材像②(part:3 住宅産業)):住宅産業の現状技術及び将来の技術について解説し、大学院修了時(入社時)に必要な知識、技術のレベル及び考え方を示す。 |
第10回 | (行政関係業界が求めている人材像①(part:4 行政)):業種分類を解説し,行政分野に適する人材像、考え方を具体的に示す。特に,将来,リーダー的存在となるべき人材として必要な考え方を中心に解説。 |
第11回 | (行政関係業界が求めている人材像②(part:4 行政)):行政職で必要とされる知識の範囲、技術等を示し、具体的な学習方法や内容について解説する。 |
第12回 | (不動産業界が求めている人材像(part:5 ディベロッパー)):国内外における開発事業の現状及び将来について解説し,開発事業に携わる人材として必要な知識や考え方等を示し,モチベーションの向上を狙う。 |
第13回 | (建材業界が求める人材像(part:6 建材メーカー)):消費者ニーズの変化に伴う建材の開発状況及び将来の方向性を示すと共に、建材メーカーが求める人材要請の方向性、必要な能力等について実態を紹介する。 |
第14回 | (建設業と女性)建設業の各種職種における女性の進出状況を紹介するとともに、女性がそれらの職種を選択する場合の考え方、心構え、入社試験に対する対応方法、将来の身分向上のための条件、必要な能力等について具体的に説明する。 |
第15回 | (学生のレポート課題(総合講評と質疑))将来の業種選択と意識の向上を具体化するためのまとめを行い、学生の理解度をチェックするためにレポートを書かせる。 |
その他
教科書 |
特に指定しない
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
必要に応じて各授業で配布
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成績評価の方法 及び基準 |
学生の授業評価は、毎回講演を聴講し、レポート課題を提出することを義務とする。レポートの評価は、担当教員が100点満点で採点する。 |
質問への対応 | 各授業内に行う |
研究室又は 連絡先 |
建築音響研究室 03-3259-0418 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 11:00 ~ 12:30
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学生への メッセージ |
各自の将来の職業を熟慮して臨んで欲しい。 |